2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
www.ncbi.nlm.nih.gov PCTL (NOS以外を含む)にup-frontで自己末梢血幹細胞移植をする意味があるかという論文。 初発PTCLは治療としてCHOPをやることが多いんだけど、積極的な理由ではなく、それ以外の選択肢があまりないから。再発は最近単剤のお薬が増えま…
www.ncbi.nlm.nih.gov DLBCLは肝門部・腎臓直下にでっかいmassがあったり、肝・腎実質に浸潤してたりすると、肝障害や腎障害が生じます。また、薬剤はだいたいは肝代謝か腎代謝なので、臓器機能が障害されていれば、そのぶん体内に遷延して存在するので減量…
www.ncbi.nlm.nih.gov Alliance/CALGB 50303の結果です。治験的にはnegativeな結果ですが、少なくとも日本における血液内科的には崩壊しないで済んだ結果なので、読んどく。 DLBCLにおける標準治療はずっとR-CHOPな訳ですが、それを患者ごとに容量調整し、持…
www.ncbi.nlm.nih.gov CNS lymphomaは早く診断すれば予後がよくなるというわけでもないんですが、腫瘍増大スピードが速めで、しかも機能損失すると回復があまり望めないことを考えると、なるべく早く診断したいのが正直なところです。しかも、診断には生検が…
www.ncbi.nlm.nih.gov FLはindolent lymphomaの代表例ですが、初期治療開始して30ヶ月の時点でCRだったら、スペインの健常人とOSは変わらないというお話です。 FLに対しては、最近ではRBを行うところも増えていますが、古くからはR-CHOPが行われています。CR…
www.ncbi.nlm.nih.gov DLBCLの予後に関する論文。AIDはsomatic hypermutation (抗体を作るときに可変領域に変異が入ること)やclass switch recombination (可変領域がそのままでIgMがIgGなどに変化すること)に関わる酵素で、京大の本庶先生の仕事の一つなの…