FLのSUVmaxはtransformationを予測できない
タイトル出落ちみたいなお話なのですが、FLの治療前PET-CTで、beseline SUVmaxを参照し、transformation予測に有用かどうかを検討した論文です。
GALLIUM studyの549人のデータを使用して、SUVmaxのcutoffを10と20に設定して検討したけど、無関係でしたという結論。以前はSUVmax 10以上だとhigh grade lymphomaの可能性が高いという論文があって、みんなそれのせいで悩んだこともあるはず。ただ、最近は機器の進化などもあって、SUVmaxが高いからtransformationしてる訳ではないと言われているし、一部のPET-CTをやってくれる病院もわざとSUVmaxを計算しないところもあります。
ということで、治療前と終了時にPET-CTを撮って、局在を確認することは大切だけど、SUVmaxは重視しなくていいし、少なくともSUVmax高いというそれだけの理由で再度生検をしたりしなくていいぞというお話でした。