定量的蛍光染色
BCL2の発現増強が治療抵抗性に結びつくのでは?というのを、定量的蛍光染色法を使って証明した論文。
手法的にはCD20陽性細胞のBCL2発現を見ている。定量的免疫染色法はBCL2の転座とcopy number gainと相関していて、普通の免疫染色法やmRNA定量と異なり、ちゃんと予後やPFSとの関連が得られたとのこと。
一般的に行われてる免疫染色は、そのタンパク発現を示唆するけど、定量は無理だし、実際転座があっての発現なのかどうかは分からない。でも、今回の手技だと転座とも関連していて、定量性もあるってなかなかいいな。こんな手法あるんだねってお話。他のタンパク(MYCとか)はどうなのかは分からないけど、使えるとなかなか便利そうです。